RDS for SQL Server でリードレプリカがサポートされました
こんにちは、崔です。
先日のアップデートで、RDS for SQL Server でもリードレプリカがサポートされるようになりました。 RDSでは唯一、SQL Serverだけがリードレプリカに対応していなかったのですが、遂に対応されました。 Amazon RDS for SQL Server now supports In-Region Read Replicas
設定方法
設定は非常に簡単です。 メニューから既存のRDSを選択します。 アクションから「リードレプリカの作成」を選択するだけです。
次に、インスタンスクラス、アベイラビリティーゾーンを設定します。
次に、暗号化を設定します。 ソースDBが暗号化されている場合は、同じキーで暗号化されるようです。
最後に、リードレプリカのインスタンス名を入力します。
以上でリードレプリカを作成できます。
リードレプリカには次のエンドポイントで接続可能です。
また、作成したリードレプリカを昇格することもメニューから簡単にできます。
昇格する際に、バックアップを設定できます。
制約
リードレプリカ構成には、次の制約があります。
- SQL Server Enterprise Edition であること
- SQL Server 2016 もしくは 2017 であること
- ソースDBがMulti-AZ構成であること
- ソースDBに対して、最大5つのリードレプリカまで
- リードレプリカは4つ以上のvCPUを持つインスタンスのみ利用可能
- クロスリージョンレプリカは未対応
- リードレプリカのMulti-AZ構成は未対応
- リードレプリカのバックアップ保持は不可
- リードレプリカからのポイントインタイムリカバリは不可
- リードレプリカの手動スナップショットは取得不可
さいごに
リードレプリカを利用することで、読み取りワークロードをソースDBからレプリカにオフロードできます。 RDS for SQL Serverもリードレプリカに対応しましたので、負荷の高い読み取りを実行する場合には、利用を検討していきましょう。